by Crazy Diamond » 2012年2月25日(土) 15:29
mentholさん
OneHさんの言われてる「腰痛に腹筋運動は無意味」は何となく分かる気がします。
まず、運動不足の人の腰痛のケースでは、見聞きする限り多いと感じるのが「股関節の可動域が狭い」こと。
こういう人に自重のスクワットを正しいフォームでやらせようとしても股関節が固くて実はできなかったりします。
私が以前投稿した「仰向けに寝て膝を抱える」体操、できる人には何て事ない体操なんですけど、
信じられないかも知れませんが、股関節が硬い人は膝を抱える姿勢をとることが出来ないです。
結局、股関節が硬いので、腰を落として深くしゃがみこむ姿勢をとれないし、股関節周りの筋肉を連動して動かすことができないから
最終的に腰に動作やら姿勢保持のストレスが全てかかってしまい、腰痛の症状として現れているのではないかと推測してます。
だから、本当に腹筋が弱いから腰痛に至る、というのは正直疑問で、腰痛の予防やリハビリには股関節から腰につながる筋肉をきちんと使えるようにしてあげることの方が重要ではないかと思いますね。
なので、こういった運動不足で股関節が固い方の予防やリハビリには、ストレッチの他に、自重でのブルガリアンスクワット等で
できるだけ股関節まわりの筋肉を使ってあげることが良いのではないかと思います。
実際に、妹の旦那がまさにこういう人だったんですけど、毎日の10分ストレッチと週2回のブルガリアンスクワットでだいぶ症状が改善されました。
で、ウエイトトレーニーについてどうなのか、ということになると、
まず無理な高重量でのスクワットや極端なブリッジでのベンチをやらない、腰の疲労をためすぎない、なんてことは当然としておいといて、
上記に書いた股関節まわりから腰につながる筋肉、この辺りをきちんとエクササイズしてやることが重要なんではないかと思います。
まあ、最近はやりの「コアトレーニング」みたいなもんですけど、まず断っておきますが
「コアトレーニングでないとコアマッスル(w)は鍛えられない」という意見には私はまったく同意しておりません。
そもそもコアマッスルって何だ?とも思いますが、ただ、下半身のトレーニングを行うにしても、より深く沈み込む、スプリットスクワット系の種目を取り入れるなどして股関節の可動域めいっぱい使ってやったり、バランスを養うトレーニングすることが大事なんではないかと感じてます。
振り返ってみると、私はここ2年ほどバックスクワットはテキトーに1~2セット程度しかやらず、あとは軽い重量でのフロントスクワットや10kgのバーを担いでのウォーキングランジ、片足スクワット(ブルガリアンスクワットではないです。極力片足だけでバランスをとりながら自重でスクワットするだけです)辺りをやっていたのがそれなりに良かったのではないかと勝手に思ってます。