Sae さんが書きました:先日、ジムで肩甲骨ではなく、腕を下げる動作を意識してラットプルをやってみました。
…これであってますでしょうか??
ゴメンナサイ。
いつも同じこと書いて申し訳ないのですが、これだけでSaeさんができているかどうかは私にはわかりません。
でもこれはzorroooさんが書かれた
>あくまでも広背筋を使って腕を下げる感覚です。
のことを言われているのですよね。
その後にzorroooさんが書かれた「キュッとなる」感じを得ることはできましたか?
それを感じられたのならきっとできているのだと思います。
私はzorroooさんが最後に書かれた「肩じゃなくて脇の下を筋肉で引き下げるです」というのはとてもわかりやすい表現だと思いました。
少し話は変わりますが、私がいつも考えていることを書きます。
筋トレの動作ってまず正しい筋肉の使い方が先にあって、その後にそれを行うためにはどういう動作が必要になるかという話になるべきだと思うのですが、実際には筋肉云々の話しをすることなしにいきなり動作から入ってしまうということが多いのではないでしょうか。
その説明が正しければまだいいのですが、「ラットプルは肩甲骨を寄せて」なんて場合はとんでもない遠回りをしてしまうことになります。
「ラットプルダウンの時にはしっかり肩甲骨を寄せて引いて下さい。」
これ最初にジムでマシンを教えてもらうときに、ほとんどの人が一度は耳にしたことのあるせりふなのではないでしょうか?
当然私もそう教わりました。
そして長いことそれを信じてひたすら肩甲骨を寄せながらバーをひいていました。
ずいぶんしてから
「広背筋の機能を考えてみれば肩甲骨を寄せるというのはおかしいということに気が付くはず」
こんなふうに言われはしてもその時にはまったく意味がわかりませんでした。
本当にこの言葉を理解できるようになったのはつい最近のことです。
それを私に理解させてくれたのはこのトピックの一番初めに書いたように「筋肉のことを知る」ということでした。
といってもたいして理解できているわけではないのですが、筋肉には起始と停止があってその間を収縮・伸展させればいいという実にシンプルであたりまえのことを理解できるようになったことは私にとってとても大きくプラスの方向に働いていると思います。
ラットプルで引く時にも私は広背筋をその筋走向に収縮・伸展させるということしか考えていません。
そこを収縮させるからその結果バーが下に引かれてくる、という感覚です。
腕が下がるのも肩が下がるのもすべて広背筋が収縮された結果です。
上でリンクさせてもらったchikaさんのブログもきっとそういうことを書かれているのだと思います。
少し抽象的でわかりにくいかもしれませんが、わからない場合はいつもより少し軽めの重量でためしてみることをお勧めします。
最近私はラットプルダウンはやっていなかったのですが、この記事を書くために今日ジムで久しぶりにラットプルダウンをやってみました。
ああ、やっぱりこの感覚だなあと上に書いたようなことを実感して帰ってきました。